文系と理系…

先日、大学の友人の家で6人ぐらいで飲んでいたときのこと。
大学の学部が文工融合を謳っている情報学部ということもあり、文系、理系が3人ずつ話し合ってた。
その中でプログラミング等の話をしていたときに、
「俺ら文系的な考えから行くとね…」
という話を切り出したところ、
「その文系理系という概念は厳密に情報学部にはないよね、そういう使い方自体がおかしいんじゃない?数学をして、プログラミング書くのが理系じゃない」
という反論を受けたので、とっさにうちの教授がよく言っていることを言ってしまった。
「俺が言ってる文系は、批判する方面の人のことで、理系というのは、ある意味クリエイティブな方面に特化した人のことだよ」
と言う発言をしたら、「あぁ、そういうのなら…」
という話でまとまった。

いまいち話が伝わっていなかったのが、うちの学部には「文系理系の垣根」が強烈に印象付けられていることにある。
コースによって、数学をしなくていいところと、しなければいけないところがあって、それが文理を分けれているという風潮があるからだ。
確かにほかの学部(文学部とか工学部では)このような考え方は十分通用すると思う。
ただ、うちの大学が情報学部というところで、いまいち納得のいかないことが多いのだ。

情報学で何かを成すことにおいて、最高の組み合わせは「設計者、構築者」と「批評者」であるように思われる。
情報学で作るものが、大体がまったく新しい切り口で行われることが多い。そのシステムの使われ方、使い方、適用箇所、応用箇所を考慮するのは、Createrではなく、批評者であるからである。

これは面白い。
つまり、情報学部という学部を設立するに当たっては、文系も理系も両方必要としている学問なのである。
だから、某うちの大学みたいに、「うちは文工融合を売りに」という謳い文句は、必然的にあることを押し出しているのであって、今になって思えば、「それは前提じゃない?」という考え方もでてくるのです。
一年のときは、盲目的に「文工融合なら、俺みたいな理系にげた文系も面白いことできそうじゃない?」という思いを持っていたことを、今は若いなぁ、なんて振り返ったりもする。

それにしても、僕の友人はみな、以外に大きいことをやっている。
僕は、もろに文系の研究室なので、ほかの研究室みたいな大きなことはできそうにない。

僕がどのようなことをするべきなのか?
せめて、あと一年で卒業なので、何か形に残るような事をしていきたいと思った。